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ネタバレ|スパイダーマンFFHのイースターエッグ、エンドクレジットの映像の解説・考察

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エズーリ

アベンジャーズ:エンドゲーム』に続くMCUフェイズ3のエピローグと銘打たれ、世界に先駆け日本最速公開がされた『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(以下FFH)』。

筆者も初日に鑑賞しに行き、その脚本の完成度、明るい作風でありながらも随所に配されたトニーキャプテンの死を思わせる、そしてスパイダーマンことピーター・パーカーの成長と恋と、そのクオリティの高さに涙ぐんでしまいました。

今回の記事では、そんなFFHに隠されたイースターエッグやトリビアについて解説してきます。

ミステリオの驚愕の正体とは?過去にも登場していた…?

劇中中盤、エレメンタルズの最後の一体を倒したタイミングで、ミステリオの正体が明かされます。

ミステリオはアメコミ設定ではただの元映画スタッフであり、その映像記述を利用して大衆やヒーローを騙しているヴィランでした。

映画版のミステリオもアメコミと同様に大衆を騙す偽りのヒーローだったのですが、今作に登場するミステリオことクエンティン・ベックは元スターク・インダストリーの社員だったのです。

今回ミステリオが使っていたのはスタークインダストリー社の最新ドローンで、エレメンタルズもミステリオの戦いも、「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」序盤でスタークが使っていたホログラム投影システム「バーフ」によるものでした。

ベックはスターク社でバースを開発した研究員だったのですが、その精神が不安定なのを理由に解雇され、その恨みからスタークの残した全技術を奪うためにスタークがピーターに残した眼鏡型デバイスの「E.D.I.T.H.」を奪うのが真の目的と劇中で語ります。

また、彼は一人だけではなくチームで行動していて、ホログラムやドローンの操作を担当する「(一作目)」でオバディアンにラボで叱責を受けていた研究員など、元スターク社の社員の集まりです。 劇中やたら強調される衣装担当や脚本担当のスタッフは、アメコミにおいてミステリオが元映画クルーであったことの名残かもしれません。

ミステリオの語ったアース616とアース833とは?

ミステリオが劇中で語るマルチバースに関する話で出てきたアース616と833ですが、原作では616はそれぞれメインの世界観が描かれる正史世界、833はスパイダーUKが活躍する世界でした。

結果的にミステリオは偽物だったので、このマルチバースの話も適当だったのかとも思われるのかも知れませんが、「マイティ・ソー:ダークワールド」でセルヴィグの研究室の黒板にチラッと描かれています。

そのことを踏まえると、もしかしたらミステリオが自身の演出をするために使っただけで、今後もマルチバースが関わってくる可能性はあるのかも知れません。

ピーターの新スーツ製作シーンで流れる曲

終盤、ピーターをオランダまで迎えに来たハッピーの乗ってきたジェット機に搭載されたラボで新たなスーツをピーターが製作するのですが、この時に「アイアンマン(一作目)」「Back in Black」は「アイアンマン(一作目)」でも流していたトニーが好きだった曲なのです。

この時にピーターを見るハッピーの目が、かつてのトニーを重ねていると思わせるもので、とても感動的な場面となっています。

また、このシーンでは一瞬アベンジャーズのメインテーマも流れます。

これはピーターが一人のヒーローとしてだけでなく、正式にアベンジャーズのメンバーになったことの象徴なのではないでしょうか。

最終決戦でのピーターにあの人の面影

スパイダーマンとミステリオの最終決戦で、ピーターはウェイブシューターの残弾がなくなるのですが、ミステリオははるか上の橋の中、周りはミステリオが操る大量のドローンの囲まれているという状況に陥ります。

そこでピーターが取った戦略が、右手に近くに落ちていたドローンのメインエンジンを引き抜き、左手に辺りで拾った看板を持ってそれを使いミステリオの元まで登っていくのですが、その姿が「エンドゲーム」でムジョルニアとヴィヴラニュウムの盾を持ったキャプテン・アメリカに酷似していました。

トニーだけでなく、キャプテンの意思も継いでいると思わせるような、そんな目頭が熱くなる印象的な姿でした。

今作に登場したニック・ヒューリーの正体

今作のヒューリーは普段よりもコミカルな描かれ方をしていて、さながら「キャプテン・マーベル」時代のようでした。

それもそのはず、今作のヒューリーとヒルは「キャプテン・マーベル」に登場したスクラル人のタロスとその妻が変装していた姿だったのです。

タロスたちはヒューリーに言われて、ピーターに眼鏡を届けに来ただけであり、その後の行動はヒューリーに内緒のアドリブの行動とのことでした。

それを思うと、今作でヒューリー(タロス)がキャプテンマーベルやストレンジ、ソーの協力を得られないと言っていましたが、これは”呼ばない”のではなく”呼べない”ということだったのかも知れません。

ちなみに、本物のヒューリーはと言うと、他のスクラル人とともに謎の宇宙船の中にいる姿がポストクレジットで描かれました。

エンドレジット後に登場した人物とは

エンドクレジット後で、死亡したミステリオが残した最後の策略により、全世界にスパイダーマンの正体が暴露されるのですが、この時にニュースを伝えているのがスパイダーマンシリーズではおなじみのJ.J.Jでした。

彼はデイリービューグル社の編集長で、反スパイダーマンの社説を唱える人物で、演じているのはライミ版と同じJ.Kシモンズです。 MCUでも登場となった名物キャラクターが、今後どのように物語に絡んで来るのか、今後の展開から目が離せません。

まとめ

ここまでFFHのトリビアを紹介してきました。

もしかしたら他にも隠されたネタがあるかも知れませんので、ぜひ何度でも劇場に運んで、映画の随所に配置された小ネタやイースターエッグを探し出してみてください。

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このサイトの編集長(@amecomi_movie)です。社壊人しながらアメコミ映画の情報とか配信してます。ヘイムダルとヨンドゥ好き;;DCもMARVELも好き。アメコミ映画を味が出なくなるまで堪能したい人、ガンガン絡んで欲しい。お絵描きします。